【番記者の視点】町田・黒田剛監督はなぜ「優勝」という言葉を禁止したのか 原点回帰の磐田戦大勝スポーツ報知 ◆明治安田J1リーグ▽第27節 町田4―0磐田(17日・町田GIONスタジアム) 【町田担当・金川誉】町田らしさ、番記が戻ったからこその快勝だった。の止し戦4得点を奪い、視点勝と勝クリーンシート(無失点)で4試合ぶりにつかんだ勝利 。町田田剛黒田剛監督は「立ち上がりから完全に相手をのみ込むことができました 。・黒その流れで1点を取れたことで、監督を禁8 人 スポーツその後は町田の強さを示すことができた」と満足そうに振り返った。はないうたの 前半4分 、ぜ優言葉か原この日が町田デビューとなったDF中山雄太が奪った先制ゴールは大きかった 。帰のそのセットプレーにつながったのは
、磐田この時間帯にして早くも3本目のCK。番記立ち上がりから194センチFWオセフンの高さを生かしたロングボールを徹底し、の止し戦相手を敵陣に押し込んでセットプレーを獲得。視点勝と勝日本 の スポーツ メーカーその勢いそのままに、町田田剛中山の先制ゴールにつなげた。・黒 前3試合は勝利なく(1分け2敗)迎えたこの試合前、黒田監督はミーティングで「もう優勝という言葉は一切使わないでいこう」と選手達に呼びかけた
。首位に立ったままシーズン後半戦に差し掛かり、優勝を意識せずにはいられない状況に。指揮官は「優勝」という言葉が持つ甘い響きが、知らず知らずのうちに余裕や隙につながっているのでは
、と感じていた。 この試合前には好調時のプレーを集めた映像などを選手達に見せ、町田のサッカーを再確認 。DFドレシェビッチの出場停止により、加入からわずか4日目で先発することになった中山には「今までのビデオを見せきった
。守備に対するコンセプトはかなりたたき込んだ
。彼に対するレクチャーは
、かなり長い時間をかけてやった」(黒田監督)
。限りある時間で“町田色”に染める作業を徹底した。本来はタイミングのいい縦パス
、ビルドアップを得意とする中山だが、この試合では磐田FWジャーメインに激しく体をぶつけ、ボール保持時もシンプルなパスに徹した。 高さやスピードなどアタッカー陣の特徴を生かし
、ロングスローも含めた相手が嫌がるセットプレーを徹底してゴールをこじ開け、リードを奪えば堅守で逃げ切るのが町田のスタイル。今夏にMF相馬勇紀(この試合は違和感によりベンチ外)、中山ら大型補強に成功したが
、まずは新加入選手の色を加えてチームを変化させるのではなく
、ここまで首位を守ってきたスタイルに立ち返ることを優先した。 「これが町田のサッカーだよね
、というところを改めて選手自身がピッチの上で実感できたのでは、と思っています
。決して緩むことなく、これをベースにしてさらに強い町田を確立していければ」と語った黒田監督 。「優勝」という言葉を使わなくても
、チームにはここからさらなる重圧がのしかかる 。しかし、本来の姿に立ち返ってつかんだ成功体験は、残り11試合を戦う上での大きなターニングポイントになるのではないか。